header 2015 Season Review

2015 Game Results

 

 

シーズン総括

HCジョー・フィルビン体制となって4年目を迎えたドルフィンズは、結果を求められる勝負の年となった。FAの目玉であったDTダムコン・スーを獲得してディフェンスの強化を、そしてオフェンスではベテランWR陣を放出して若手に切り替え、さらにドラフトでは1巡目指名でWRデバンテ・パーカーを獲得した。充実した戦力で開幕を迎えたドルフィンズはプレーオフ進出は確実だと考えられていた。

しかしいざ開幕してみるとオフェンス、ディフェンス共に低調で、開幕戦こそワシントンレッドスキンズに辛勝したものの、その後3連敗を喫し、その結果フィルビン、そしてDCケビン・コイルが相次いで解任された。

暫定HCにダン・キャンベルが就任して最初の2試合で計82得点をあげるなど後半の巻き返しが期待されたが、その後の5試合で4敗を喫し、第12週の対ニューヨークジェッツ戦の後にOCビル・レイザーも解任された。

その後も思うように勝てず、最終戦を前にしてGMデニス・ヒッキーも解任されたことにより、チームは再建を目指して動き出すことになった。

大きく期待を裏切った結果に終わったが、パスレシーブでチーム新記録を更新したWRジャービス・ランドリーやパーカーをはじめとする新人選手の活躍など、シーズン終盤には来シーズンに期待を抱かせる材料がいくつか見られたことが救いであった。

以下、それぞれのポジションごとに2015年シーズンを振り返ってみたい。

 

クォーターバック

シーズン開始前に大型の延長契約を締結したQBライアン・タネヒルは4年目を迎えて昨年以上の活躍を期待されたシーズンであった。しかしパス成功率は66.4%から61.9%に、TDパスも27個から24個に数字を落とした。

また3rdダウン時のパス成績はNFL23位、第4Qでのパス成績は同24位と安定感を欠き、シーズン通してのQBレイティングは88.7で同21位と大きく期待を裏切り、先発QBとしての資質に疑問を抱かれたシーズンであった。

ただし、パス獲得ヤード数は4208ヤードで平均パス獲得ヤード数も7.18ヤードを記録し、いずれも自己最高の成績だった。またロングパスの精度にも向上が見られた。

 

ランニングバック

今シーズンのランオフェンスは昨シーズンに比べて376ヤード減少し、それとともにラン平均獲得ヤード数も前年の4.7ヤードから4.3ヤードに落ち込んだ。

先発RBラマー・ミラーは2年連続の1000ヤードラッシングは逃したものの、平均4.5ヤードのラッシングとチーム2位の47回のパスレシーブ、そしてランとパスレシーブでチームトップの10TDを記録した。しかしボール保持回数が1試合平均で15回しかなかったことが自身の成績のみならず、チームの勝敗にも影響した。

新人RBジェイ・アジャイは平均3.8ヤードのラッシングを記録した。特筆すべき成績ではなかったが、来シーズンに期待を抱かせるプレーを時折見せていた。

 

ワイドレシーバー

2年目のランドリーは110回のパスレシーブでチーム新記録を更新し、同時に初の1000ヤードパスレシーブも達成した。チームMVPにも選出され、代替ながらプロボウルにも出場し、そのプロボウルではTDパスレシーブも記録した。

WRリシャード・マシューズはシーズン開始前は控えWRだったが、シーズンが始まってみると先発WRに定着し、11月の末に怪我で戦線離脱するまでは43回のパスレシーブで662ヤードを獲得、4TDパスレシーブを記録する活躍を見せた。

新人のパーカーは怪我の影響もあり出遅れたものの、シーズン終盤にはその実力を発揮し、26回のパスレシーブで494ヤードを獲得して3TDパスレシーブを記録して来シーズンに向けて大きな期待を抱かせる活躍を見せた。

 

タイトエンド

プロボウルTEとして期待されたジョーダン・キャメロンだったがタネヒルとの連携は上手くいかず、35回のパスレシーブで386ヤード獲得、3TDパスレシーブに終わり期待を裏切った。

3年目を迎えて期待されていたディオン・シムズも18回のパスレシーブで127ヤード獲得、1TDパスレシーブに止まった。

 

オフェンシブライン

プロボウルにも選出されたCマイク・パウンシーとLTブランデン・アルバート、そしてRTジャワン・ジェームスの3人は堅実なプレーを見せ、特にこの3人が先発してフル出場した試合ではチームは3勝1敗の好成績であった。

しかしOGのダラス・トーマスとビリー・ターナーは安定感に欠くプレー内容だった。さらにライン全体の層の薄さも浮き彫りになり、タネヒルは45回のQBサックを受けるなどパスプロテクションも脆弱であった。

 

ディフェンシブライン

ドルフィンズのディフェンシブフロントは昨シーズン相手チームに1937ヤードのラッシングを許し、39QBサックしか記録できなかったが、今シーズンはさらに悪化して2019ヤードを許して31QBサックしか記録できなかった。

ディフェンシブラインの向上を期待してスーを補強したが、スー自身は61タックル、6QBサックを記録してそこそこの成績を残したものの、全体の向上には至らなかった。

10月下旬にDEキャメロン・ウェイクをアキレス腱断裂で失ったこともあり、相手チームのランを止めることも相手QBにプレッシャーをかけることも難しくなっていった。

 

ラインバッカー

先発LBはジェラニー・ジェンキンス、ケルビン・シェパード、コア・ミーシーが務めたが、シーズンを通してそのプレー内容はよくなく、相手チームのTEやRBをカバーすることができなかった。またランディフェンスにおいてもNFL28位と低迷した大きな要因となった。

 

コーナーバック

プロボウルCBブレント・グライムスは4つのインターセプトを記録したものの、相手チームのエースWRをカバーしきれないことが目立った。

先発CBとして期待されたジャマー・テイラーだったがシーズン当初から控えに降格し、その結果本来ニッケルCBとして最適のブライス・マッケインを先発CBとして起用せざるを得なかった。

また新人CBのボビー・マッケインとトニー・リペットは新人らしく不安定なプレー内容だった。

 

セーフティ

Sレシャッド・ジョーンズはいずれもチームトップの135タックル、5インターセプトを記録、またQBサックも2つ決めるなどディフェンスの要として活躍し、ランドリーとともにチームMVPに選ばれるとともに、代替ながらプロボウルにも選出された。

その一方でもうひとりの先発Sはルイス・デルマスが怪我でシーズン全休となったこともあり安定感を欠いた。マイケル・トーマスとウォルト・エイケンズはいずれも力不足で、相手チームのQBに対して97.4のパスレイティングを許す要因となった。

 

スペシャルチーム

キッカーとパンターがいずれも新人で開幕を迎えたドルフィンズだったが、Pマット・ダーは安定したプレーを見せた。平均39.7ヤードのパントはNFL19位だったが、敵陣20ヤード以内に決めたパントは30回でこれは同8位の好成績だった。

一方Kアンドリュー・フランクスはFGは16回中13回成功、またエクストラポイントのキックは3回失敗するなど、いまひとつ不安定な内容に終わった。

リターンゲームに関してはランドリーが開幕戦でパントリターンTDを決めてチームを勝利に導いたこと以外は特に特筆すべきことはなかった。

2015 Game Results